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(2008-11-13) カレブ 土地の配分作業を進めているころ、ギルガルにいたヨシュアのもとに、ユダ族の人々が来た。その中には、ケナズ人カレブもいた。カレブはかつてモーセが生きていた時代に、ヨシュアと共にカナン地方攻略を説いた人物である（(2008- 5-16) カナン偵察 part 3参照）。 カレブは、ヨシュアに言った。 「主がカデシュ・バルネアで私とあなたについて神の人モーセに告げられた言葉を、あなたはご存じのはずです。主のしもべモーセが私たちを遣わし、この地方一帯を偵察させたのは、私が４０歳の時でした（(2008- 5-12) カナン偵察 part 1以降参照）。私は思ったとおりに報告しました。一緒に行った者たちは民の心をくじきましたが、私は私の神、主に従いとおしました。その日、モーセは誓って、『あなたが主に従いとおしたから、あなたが足を踏み入れた土地は永久にあなたと、あなたの子孫のものになる』と約束しました。」 カレブは続けた。「ご覧ください。主は私を生きながらえさせてくださいました。今日私は８５歳ですが、今なお健やかです。モーセの使いをしたあの頃も今も変わりなく、戦争でも、日常の務めでもする力があります。どうか、あの山地を私にください。そこにはアナク人がおり、城壁のある大きな町々がありますが、主が私と共にいてくださるなら、約束どおり彼らを追い払えます。」 ヨシュアはカレブを祝福し、ヘブロンをカレブのものとして配分した。カレブは兵を率いてヘブロン周辺の町々を落としていった。 カレブはさらに、デビルを攻めた。カレブは「デビルを占領した者には、私の娘アクサを妻として与えよう」と言った。カレブの甥、オトニエルがデビルを落とし、カレブは甥のオトニエルに娘アクサを妻として与えた。いとこ同士の夫婦、ということになる。 （ヨシュア記第１４章第６〜１５節、第１５章第１３〜１９節より） 余談だが、デビルについてはヨシュアが占領したという記述（ヨシュア記第１０章第３８〜３９節。(2008-11- 6) 征服地の拡大参照）と、オトニエルが占領したという記述（ヨシュア記第１５章第１４〜１７節）、矛盾する話が両方記載されているが、おそらくはそれぞれ異なる著者によって記された話なのであろう。 参考地図1-4-4：征服地の拡大 （再掲）
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