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(2008-8-25) ギルガルにて 民はヨルダン川から上がると、エリコの町の東の境にあるギルガルに宿営した。 ヨシュアは神の命じるところに従い、もう一度イスラエルの人々に割礼を施した。なぜなら、エジプトを出た後、途中の荒れ野で生まれた者は一人も割礼を受けていなかったからである。 神はヨシュアに言った。「今日、私はあなたたちから、エジプトでの恥辱を取り除いた（ガラ）。」 それゆえ、その場所はギルガルと呼ばれるようになった。 イスラエルの人々はギルガルに宿営していたが、その月の１４日の夕刻、過越祭を祝った（(2008- 3- 7) 解説編：過越祭（ペサハ）参照）。 その翌日、イスラエルの民はその土地にある麦をとり、酵母を入れないパンにして食べた。土地の産物を食べ始めたその日以後、マナは降らなくなり、その後イスラエルの民がマナを食べることはなかった（(2008- 3-17) マナ、(2008- 3-31) 解説編 マナについて参照）。
民をギルガルに宿営させたまま、ヨシュアは何人かの供を連れて、エリコの周りを探った。ふとヨシュアが見ると、前方に抜き身の剣を手にした一人の男がこちらに向かって立っていた。 （何者か） ヨシュアは用心しながら近づいていった。相手は剣を抜いて立っている。 声が届く距離になると、ヨシュアは叫んで尋ねた。「あなたは味方か、それとも敵か。」 すると、彼は答えた。「いや。わたしは主の軍の将軍である。今、着いたところだ。」 ヨシュアと供の者は地にひれ伏して拝した。ヨシュアが「わが主は、このしもべに何をお言いつけになるのですか」と問うと、彼は言った。「あなたの足から履き物を脱げ。あなたの立っている場所は聖なる所である。」 ヨシュアはそのとおりにして、再び伏せた。顔を上げると、そこにはもう誰もいなかった。 「これは、幸先が良いぞ。」 ヨシュアは供の者に話し、宿営地に戻った。 （ヨシュア記第５章より） 参考地図1-4-1：エリコ
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