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(2008-8-21) ヨルダン川を渡る part 2 （前回からの続き） 翌日。ヨシュアは、契約の箱を担いだ祭司たちに集団の先頭を歩かせ、民の一行はヨルダン川に向かった。 ヨルダン川の岸に着くと、ヨシュアはかねて命じていたとおり、契約の箱を担いだ祭司の一団を川に入れさせた。 「そのまま、川に入っていけ。」 ヨシュアの命令を聞いた祭司団は、ヨシュアは気が狂ったかと思った。時は春の刈り入れ時で、ヨルダン川の水は堤防（古代のことなので、おそらくは自然堤防）を越えんばかりに満ちあふれていた。この中に入っていったら、押し流されるに決まっている。 だが、ためらう祭司団に対し、ヨシュアはもう一度、きっぱりと言った。 「そのまま、川にはいるのだ。主が、我々を渡らせてくれるであろう。」 恐る恐る祭司団が契約の箱と共に川に入っていくと、なんと川の水は徐々にゆるまり、やがて途絶え、川底はぬかるみになった。川の水ははるか川上のツァレンタンの隣町アダムで壁のように止まった。 ヨシュアは祭司団を川の中に留まらせ、川の流れをせき止めている間に、イスラエルの民にヨルダン川を渡らせた。 民が渡りきったあとに、ヨシュアが祭司団と契約の箱を川からあがらせると、瞬く間に水が押し寄せ、川は元の姿に戻った。 （ヨシュア記第３章〜第４章第１７節より） 参考地図1-4-1：エリコ
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