|
(2008-6-9) シホン、オグとの戦闘 part 1 さて、イスラエルの民はカナン人との戦闘に勝利したが（(2008- 6- 4) カナン人との戦闘参照）、そのさらに北には強力な守備で固められた都市が控えていた（(2008- 5-12) カナン偵察 part 1参照）。地中海沿いはエジプト〜ヒッタイトを結ぶ街道。南にはエドム王国。やむなくモーセは、死海の南側を東へ抜けるルートを採った。 そうして北上していったが、そこはアモリ人（アムール人）の王シホンの領土だった。その領土に接近したところで、モーセは使者を王に遣わせて言わせた。 「我らにあなたの領内を通過させてください。道をそれて畑やぶどう畑に入ったり、井戸の水を飲んだりしません。あなたの国境を越えるまで、『王の道』を通ります。」 しかしシホンはイスラエルの民が自分の領内を通過することを許さなかった。シホンは自らの軍を招集し、イスラエルの民を威嚇するべく軍をヤハツに展開した。 戦闘の詳細は記されていないが、イスラエル側もまた、シホン軍の動きに対して戦闘部隊を編成し、武力で突破する選択肢を選んだ。結果、イスラエル側が勝利し、その領土を占領した。 そうしてさらに北上を試み、バシャンに向かうとバシャンの王オグはその軍をエドレイに進めて迎撃する構えを見せた。 モーセはその対応に迷って神に伺いを立てると、神は「彼とその全軍をあなたの手に渡す」と言った。モーセは戦闘を決断し、再び戦闘部隊を整えて戦い、これを破ってその領土も占領した。 （次回に続く） 参考地図1-3-7：ヤハツほか
|
