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(2009-4-23) 士師エフタ part 4 （前回からの続き） エフタの使者はアンモンの王に会い、こう言った。 「エフタはこう言う。『イスラエルは、モアブの地もアンモンの地も奪いはしなかった。我々はエジプトから上ってきたとき、エドムの王に領土を通過させてくれるよう頼んだが、聞き入れてもらえず、迂回した。モアブの地も迂回し、アモリ人の王、シホンとその民を打ち破り、アルノン川からヤボク川までを占領したのである。』」（(2008- 6- 9) シホン、オグとの戦闘 part 1参照。モーセが戦ったのはアモリ人であって、アンモン人ではない） 使者は続けた。「『あなたは、あなたの神ケモシュが得させてくれたところを得、私たちは、私たちの神、主が与えてくださったところをすべて得たのではなかったか。イスラエル（の民）は３００年もこの地に住み続けてきた。（あなたたちがこの土地の所有を主張するなら）なぜ、この間に取り戻さなかったのか。私はあなたに何も間違ったことをしていない。あなたこそ戦いを仕掛けて、私に不当なことをしている。審判者である主が、今日、イスラエルの人々とアンモンの人々の間を裁いてくださいますように。』」 エフタの不敵なメッセージに、アンモンの王もまた、激怒した。王は、使者に言った。 「さっさとエフタのもとに帰るがよい。」 下手に留まっていては、殺されかねない。王の様子に恐れをなした使者は、ただちにアンモンの陣営を辞した。もはや開戦は避けられない情勢になった。 （次回に続く） 参考地図1-5-5：士師エフタ
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