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(2009-4-20) 士師エフタ part 3 （前回からの続き） エフタは妻に言った。「私はこれから、ギレアドの者たちと共に行き、アンモン人と戦ってくる。」 妻は少し曇った顔をした。やっと最近は落ち着いた生活になったと思ったら、夫は今度はアンモン人との戦争に出かけるという。それを見たエフタは言った。「お前たちも、ギレアドに移り住むのだ。もしこの戦いに勝てば、俺はギレアドの頭になることができる。そうしたら、もっと裕福に暮らせるさ。」 エフタは家族と家畜を連れ、ミツパに移動した。ミツパに家族を落ち着かせると、エフタは神の前に出て自分の言葉（思い）をことごとく語った。 次の日から、エフタはすぐに民を指揮し、戦争に備えて武器、食糧を準備させた。かつ、戦闘の訓練も簡単ながら行った。一方でエフタは、使者をアンモンの王に送ってこう言わせた。「いったい、あなたは何のために私の国に戦いを仕掛けてくるのか。」 アンモンの王は使者に答えた。「イスラエル（の民）がエジプトから上ってきたとき、アルノンからヤボク、ヨルダンまで（注：それぞれ、川の名称。下の地図参照）のわが領土を奪ったからだ。今こそそれらを平和のうちに返還せよ。」 使者が持ち帰った返答に、エフタは激怒した。言いがかりも甚だしい。再びエフタは、アンモンの王に使者を送ることにしたが、戦いが避けられないと見たエフタは、アンモンの王への使者を送ると同時に、エフライム族へ、援軍要請の使者を送った（エフライム族は１２部族の１つ。その居住地については(2008-11-10) 土地の分配参照）。 （次回に続く） 参考地図1-5-5：士師エフタ
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