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(2007-7-11) イサク、ゲラルに滞在する part 2 （前回からの続き） イサクがどんどん豊かになってくると、ペリシテ人たちはイサクを妬むようになった。その昔、イサクの父アブラハムが掘ったという井戸をことごとくふさいでしまった。 ゲラルの王、アビメレクはイサクに言った。「あなたがたは我々に比べて、あまりにも強くなりすぎた。どうか、ここを去っていただきたい。」 そこで仕方なく、イサクたちはゲラルを離れて、そこで井戸を掘った。するとゲラルの羊飼いたちがやってきて、「この水は我々のものだ」と言って、イサクたちと争った。その後も井戸をめぐる争いがしばらく続き、イサクたちは東へ、東へと少しずつ移動した。そうしてゲラルから一定の距離で離れると、もはや井戸についての争いが起きることはなくなった。 イサクはなおもしもべたちに井戸を掘らせた。 すると、ある日、ゲラルの王、アビメレクが参謀と軍隊長を連れてきて、イサクのところを訪ねてきた。 イサクはアビメレクに言った。「あなたがたは、私たちを憎んで追い出したのに、どうしてここに来たのですか。」 すると、アビメレクは言った。「あなたが、神に祝福された人だということが、よく分かったからです。それで考えたのだが、あなたと誓いを結びたい。私たちはかつて、あなたたちを私たちの土地に住まわせ、かつあなたに危害を加えずに送り出しました。同じように、あなたも私たちに害を与えないでください」 そこで、イサクとゲラルはお互いに害を加えないことを誓い合い、イサクは祝宴を催した。 翌日、彼らは去っていった。その日、かねてからしもべに掘らせていた井戸から水が出たとの報告がイサクに入った。そこでイサクはその井戸を誓い「シェバ」と名付けた。そうしてその井戸があった場所は、ベエル・シェバ（誓いの井戸）と呼ばれるようになった。 （旧約聖書 創世記第２６章から） 参考地図1-2-1古代イスラエル
（(2007- 6-14)の図を再掲。注意事項についてはその記事を参照してください）
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