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(2017-1-28) 預言者イザヤの召命 以下は聖書のイザヤ書第６章に収められている物語である。 ウジヤ王が死んだ年のこと（『聖書時代史−旧約篇』（山我哲雄、岩波書店、２００３年）p.140によれば紀元前736年）。預言者イザヤが召命された。イザヤについては、南ユダ国で活動したこと以外、素性は不明である。ある時、イザヤは神を見た。神は高く天にある玉座に座り、衣の裾は神殿いっぱいに広がっていた。上の方にはセラフィム（神の使者。蛇の体？に６つの翼を持った生き物）がいて、二つの翼で顔を覆い、二つの翼で足を覆い、残る二つの翼で飛んでいた。 セラフィムは互いに呼び合って言った。「聖なる、聖なる、聖なる万軍の主。主の栄光は、地をすべて覆う。」 その声によって神殿の入り口の敷居は揺れ動き、神殿は煙に満たされた。 イザヤは言った。「災いだ。私は滅ぼされる。私は汚れた唇を持つ者。汚れた唇の民の中に住む者。しかも、私の目は王なる万軍の主を仰ぎ見た。」 すると、一体のセラフィムがイザヤのところに飛んできた。その手には、祭壇から火ばさみで取った炭火があった。セラフィムはその火をもってイザヤの唇に触れ、言った。「見よ、これがあなたの唇に触れたのであなたの咎は取り去られ、罪は赦された。」 その時、神の声がした。「誰を遣わすべきか。誰が我々に代わって行くだろうか。」 イザヤは言った。「私がいます。私を遣わしてください。」 神は言った。「行け、この民に言うがよい。よく聞け、しかし理解するな。よく見よ、しかし悟るな、と。この民の心をかたくなにし、耳を鈍く、目を暗くせよ。目で見ることなく、耳で聞くことなく、その心で理解することなく、悔い改めて癒されることのないために。」 イザヤは言った。「主よ、いつまででしょうか。」 神は言った。「町々が崩れ去って、住む者もなく、家々には人影もなく、大地が荒廃して崩れ去るときまで。主は人を多くへ移される。国のただ中にすら見捨てられたところが多くなる。なお、そこには十分の一が残るが、それも焼き尽くされる。切り倒されたテレビンの木、樫の木のように。しかし、それでも切り株が残る。その切り株とは聖なる種子である。」 （イザヤ書第６章より） 参考表 この時期の南北朝の王
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