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(2016-6-4) ユダの王アマツヤ part 2 （前回からの続き） 歴代誌に記されている物語を続ける。 アマツヤはエドム人の討伐から帰った後、セイル人の神々を導入し、これを自分の神とし、その前にひれ伏して香をたいた。神はアマツヤに対して怒りに燃え、預言者を遣わした。預言者は王に言った。「あなたの手から自分の民を救えなかった神々を、どうしてあなたは求めるのか。」 彼がこう言うと、アマツヤは言った。「お前を王の顧問にした覚えはない。もうよい。打ち殺されたいのか。」 預言者は語るのをやめたが、最後にこう言った。「あなたはこのようなことを行い、また、私の忠告も聞かない。それゆえ神はあなたを滅ぼそうと決められたことが分かりました。」 預言者がその後どうなったかは、聖書には記されていない。 南を平定したアマツヤは、次いで北イスラエルに狙いを定めた。アマツヤは北イスラエルの王、ヨアシュに使者を遣わして、自分のメッセージを伝えさせた。「来るがよい、戦いを交えよう。」 それに対して、ヨアシュは次のような返事を送った。「レバノンのあざみがレバノンの杉に、『あなたの娘を私の息子の嫁にくれ』と申し込んだが、レバノンの野の獣が通りかかって、あざみを踏み倒してしまった。あなたはエドムを打ち破って思い上がっている。その栄誉に満足して、家にとどまっているがよい。なぜ挑発して災いを招き、あなただけでなく、ユダも一緒に倒れるようなことをするのか。」 しかし、アマツヤはこれを聞き入れなかった。アマツヤは軍を動員すると、北に向けて進軍し始めた。 （次回に続く） 参考地図1-7-24：ユダの王アマツヤ
参考表 この時期の南北朝の王
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