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(2013-7-5) イスラエルの王アハズヤ part 2 （前回からの続き） いつまでも５０人隊長が帰ってこないので、アハズヤは別の５０人隊長に、エリヤを探すように命じた。その隊長も自分の部隊を率いてエリヤを探しあてた。隊長が、「神の人よ、王が命じておられます。『急いで・・・』」 その隊長の言葉を遮ってエリヤは言った。「私が神の人であれば、天から火が降ってきて、あなたと５０人の部下を焼き尽くすだろう。」 すると、天から神の火が降ってきて、隊長と５０人の部下を焼き尽くした。 王は更に３人目の５０人隊の隊長とその部下を派遣した。この隊長は慎重だった。何しろ、先に派遣した２つの５０人隊が行方不明である。いろいろ探ると、先の２つの隊はエリヤのいるところにたどり着いたものの、全滅したことを知った。エリヤの周辺には１００人の焼死体が転がっているという。隊長は非常に恐れた。死の恐怖と王命を秤にかけて悩み抜いた末、彼はエリヤのもとに行った。しかし先の２人の隊長とは異なり、彼はエリヤを見るとひざまずき、懇願して言った。「神の人よ、どうか私の命と、あなたのしもべであるこの５０人の命を助けてください。ご覧のように、天から火が降ってきて、先の二人の５０人隊の長とその部下１００人を焼き尽くしました。どうか、私の命を助けてください。」 神の使いがエリヤに「彼と共に降りていけ。彼を恐れるには及ばない。」と言ったので、エリヤは立ち上がって彼と共に王アハズヤのもとに現れた。アハズヤはエリヤを見ると、言った。「お前は、私の病気が治ることはないと言うのか。」 それに対し、エリヤは言った。「主はこう言われる。『あなたはエクロンの神バアル・ゼブブに尋ねようとして使者を遣わしたが、それはイスラエルにそのような言葉を求めることのできる神がいないということなのか。それゆえあなたは上った寝台から降りることはない。あなたは必ず死ぬ。』」 エリヤはアハズヤのもとを去った。日が経ち、アハズヤは予言どおりに死んだ。その治世はわずか２年だった。アハズヤの跡は、彼の兄弟であるヨラムが継いだ。 （列王記上第２２章第５２節〜列王記下第１章） 参考地図1-7-14：イスラエルの王アハズヤ
参考表 この時期の南北朝の王
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