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(2011-10-29) 契約の箱の設置 part 2 （前回からの続き） ソロモンは、イスラエルの全会衆の前で、祭壇の前に立ち、両手を天に伸ばして祈った。 「イスラエルの神、主よ、上は天、下は地のどこにもあなたに並ぶ神はありません。心を尽くして御前を歩むあなたのしもべたちに対して契約を守り、慈しみを注がれる神よ、あなたはそのしもべ、私の父ダビデになさった約束を守り、御口をもって約束なさったことを今日このとおり御手をもって成し遂げてくださいました。イスラエルの神、主よ、今後もあなたのしもべダビデに約束なさったことを守り続けてください。あなたはこう仰せになりました。『あなたが私の前を歩んだように、あなたの子孫もその道を守り、私の前を歩むなら、私はイスラエルの王座に就くものを断たず、私の前から消し去ることはない』と。 ・・・イスラエルの民があなたに罪を犯したために天が閉ざされ、雨が降らなくなったとき、この所に向かって祈り、御名をたたえ、あなたの懲らしめによって罪を離れて立ち帰るなら、あなたは天にいまして耳を傾け、あなたのしもべたち、あなたの民イスラエルの罪を赦し、彼らに歩むべき正しい道を教え、嗣業しぎょうとしてあなたの民に与えてくださった地に雨を降らせてください。 またこの地に飢饉ききんが広がったり、疫病がはやったり、黒穂病、赤さび病、いなご、ばったが発生したり、敵がこの地で城門を封鎖したり、そのほかどんな災い、どんな難病が生じたときにも、あなたの民イスラエルが、誰でも、心に痛みを覚え、この神殿に向かって手を伸ばして祈るなら、そのどの祈り、どの願いにも、あなたはお住まいである天にいまして耳を傾け、罪を赦し、こたえてください。あなたは人の心をご存じですから、どの人にもその人の歩んできたすべての道に従って報いてください。まことにあなただけがすべての人の心をご存じです。こうして彼らは、あなたが私たちの先祖にお与えになった地で生を営む間、絶えずあなたを畏れ敬うでしょう。・・・」
ソロモン王は、すべてのイスラエル人と共に神にいけにえを捧げた。ソロモンは和解の献げ物として牛を22,000頭、羊12万匹を捧げた。こうして、王はイスラエルの全ての人と共に神の神殿を奉献した。その日、王は神殿の前にある庭の中央部を聖別して、そこで焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、和解の献げ物である動物の脂肪を捧げた。庭を使ったのは、青銅の祭壇がこれらの献げ物を供えるには小さすぎたからである。その時ソロモンは、すべてのイスラエル人、レボ・ハマトからエジプトの川に至るまでの大会衆と共に、神の前で祭りを執り行った。それは７日間、更に７日間、合わせて１４日間にわたった。８日目に王は民を去らせた。民は王に祝福の言葉を述べ、神がそのしもべダビデとその民イスラエルにした恵みの業を喜び祝い、心晴れやかに自分の天幕へと帰って行った。 （列王記上第８章より） 参考地図1-6-28：神殿建築の準備〜契約の箱の設置
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