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(2010-5-13) ヨナタン、ダビデをかばう part 1 しばらくして、ダビデはラマのナヨトから逃げ帰り、密かにヨナタンを訪ねた。ダビデはヨナタンに切々と訴えた。 「一体、私が何をしたというのでしょう。あなたの父上に対してどのような罪や悪を犯したからといって、王は私の命を狙われるのでしょうか。」 ダビデを好くヨナタンは、ダビデに答えた。 「決してあなたを殺させはしない。父はことの大小を問わず、何かをするときには必ず私の耳に入れてくれる。そのようなことを父が私に伏せておくはずがない。そのようなことは起こさせない。」 それでもダビデはヨナタンに言った。 「私があなたの厚意を得ていることをよくご存じの父上は、『ヨナタンに気付かれてはいけない。彼を苦しめたくない。』と考えておられるのです。主は生きておられ、あなたご自身も生きておられます。ですが、私と死のあいだは紙一重です。」 ヨナタンはダビデに「あなたの望むことは何でもしよう。」と言った。 ダビデは言った。 「明日は新月祭で、王と一緒に食事をしなければならない日です。あなたが逃がしてくだされば、三日目の夕方まで野原に隠れています。あなたの父上が私の不在に気付かれたなら、『ダビデは、自分の町ベツレヘムへ急いで帰ることを許してください、一族全体のために年ごとのいけにえを捧げなければなりません、と頼んでいました。』と答えてください。王が『よろしい』と言われるのなら私は安全ですが、ひどくご立腹なされるなら、私に危害を加える決意であると思ってください。」 そうしてダビデは続けた。 「あなたは主の御前で私と契約を結んでくださったのですから（(2010- 4-15) ゴリアテ part 9参照）、どうか私に慈しみをください。ですが、もしも私に罪があるというのなら、あなたの父上のもとに私を引いて行くには及びません。あなたの手で私を殺してください。」 （次回に続く） 参考地図1-6-7：ダビデの逃走
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