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(2010-2-18) アマレク人との戦い／決別 part 2 （前回からの続き） 明くる朝早く、さっそくサムエルはサウルのところに急いだ。ところがサウルはそこにはいなかった。サウルの部下はサムエルに、「サウルはカルメルに行って自分のために戦勝碑を建て、そこからギルガルに向かって下りました。」と話した。 サムエルはただちにギルガルに向かった。 ギルガルにサムエルが到着し、王サウルに会うと、サウルはサムエルに言った。 「主の御祝福があなたにありますように。私は主の命令を果たしました。」 だが、怒りに震えるサムエルは言った。「それなら、私の耳に入るこの羊の声、私の聞くこの牛の声は何なのか。」 サウルは悪びれもせずに答えた。 「兵士がアマレク人のもとから引いてきたのです。彼らはあなたの神、主への供え物にしようと、羊と牛の最上のものを取っておいたのです。ほかのものは滅ぼし尽くしました。」 （すべてを滅ぼせと神は仰せになったではないか。） サウルの言葉に、サムエルはもう我慢がならず、考えるよりも先に言葉が出てきた。 「やめなさい。私はあなたに言わなければならないことがある。昨夜、主が私に語られたことだ。」 驚いてサウルは言った。「お話しください。」 サムエルは言った。「あなたは、自分自身の目には取るに足らぬものと映っているのかもしれない。だが、あなたはイスラエルの諸部族の頭ではないか。主は油を注いで、あなたをイスラエルの上に王とされたのだ。主はあなたに出陣を命じ、行って、罪を犯したアマレクを滅ぼし尽くせ、彼らを皆殺しにするまで戦い抜け、と言われた。なぜあなたは主の御声に聞き従わず、戦利品を得ようとし、主の目に悪とされることをしたのか。」 （次回に続く） 参考地図1-6-4：アマレク人との戦い
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