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(2009-8-3) ダン族の移動 part 2 （前回からの続き） その頃、ユダのベツレヘムに、一人のレビ人がいた（レビ人は、祭司の一族。伝承では、モーセに付き従って金の子牛をつくった民を裁いたことで祭司職に任じられたとされる部族。(2008- 4-18) 金の子牛 part 4参照）。彼は落ち着くべき場所を探してベツレヘムを発ち、旅を続けてついにエフライム山地にあるミカの家に来た。 ミカが「どちらからおいでになりましたか」と声をかけると、彼は、「私はレビ人で、ベツレヘムから来ました。身の落ち着き処を探しています。」と答えた。 ミカはそのレビ人に言った。「私の家に住んで、父となり、祭司となってください。あなたには年に銀１０シェケル、衣服ひとそろい、および食糧を差し上げます。」 レビ人はその申し出を快諾した。彼はミカの家に寄留するとともにその家の祭司になった。ミカは言った。「レビ人が私の祭司になったのだから、主は私を祝福してくれるに違いない。」
同じ頃。ダン族の者たちは、落ち着くべき場所を探してさまよっていた。彼らは土地を探るために、ツォルアとエシュタオル出身の同部族の男５人を送り出した。やがて彼らはエフライム山地のミカの家にたどり着き、頼み込んでミカの家で一夜を過ごした。 明くる日。５人の男がミカの家で過ごしていると、彼らはミカの家の祭司となったレビ人の存在に気がついた。彼らはレビ人に、どうしてミカの家にいるかを尋ねた。祭司は今までの事情を説明した。５人の男は祭司に尋ねた。 「我々の進めている旅がうまくいくかどうか知りたいのだが、神に問うていただきたい。」 祭司は言った。「安心して行かれるがよい。主は、あなたたちのたどる旅路を見守っておられる。」 （次回に続く）
参考地図1-5-7：ダン族の移動
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