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(2009-6-18) 士師サムソン part 9 （前回からの続き） 畑などを焼き尽くされたペリシテ人たちは、怒り狂った。 「一体誰が、こんなことをしたのか。」 言い合ううちに、ある者が言った。 「あのティムナ人の婿、サムソンがしたに違いない。あそこの家はサムソンの妻を取り上げ、その友に与えたからだ。」 そうして彼らの怒りの矛先は、サムソンと、サムソンの妻一家に向かった。そうしてペリシテ人はまずサムソンの妻の家を襲い、これを燃やして一家皆殺しにしてしまったのである。 後日それを知ったサムソンもまた、激怒した。 「これがお前たちのやり方なら、俺は報復せずにはいられない。だが、それが済んだら、俺はそれ以上のことはしない。」 そう言ってサムソンはティムナに戻ると、下手人とおぼしきペリシテ人たちに襲いかかったが、何しろ彼は怪力である。そこらのペリシテ人を滅多打ちにして、多くの者を殺した。 それが済むと、彼は新たな報復を避けるために、エタムの裂け目に住んだ。 ところがそれで一件落着になるはずもない。イスラエルを支配するペリシテ人は、サムソンを捕らえるべく、今度はついに軍を差し向けてきたのである。 （次回に続く） 参考地図1-5-6：士師サムソン
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