イスラムの歴史 (2008-11-20)

(2008-11-20)　ヨルダン川東岸への帰還　part 1

　ヨシュアはルベン族、ガド族、マナセの半部族を呼び寄せて言った。

　「あなたたちは、モーセが命じたことを守っただけではなく、私が命じたことに聞き従った。あなたたちは今日に至るまで長い間、同胞を見捨てず、主の言いつけを守ってきた。今や主は約束されたとおり、安住の地を我ら同胞に与えてくださったのだから、あなたたちも、モーセから受けた、ヨルダン川の東側にある土地に帰るがよい。ただ主のしもべ、モーセが命じた戒めと教えを忠実に守り、あなたたちの神、主を愛し、その道に歩み、心を尽くし、魂を尽くして、主に仕えなさい。」

　ヨシュアが彼らを祝福して送り出すと、彼らは自分の天幕に帰っていった。送り出す際、ヨシュアは彼らに言った。「多くの財宝、家畜、金、銀、堂、鉄及び数多くの衣服を持ち帰りなさい。敵から分捕った物は、兄弟たちと分け合いなさい。」

　こうしてルベン族、ガド族、マナセの半部族はヨルダン川の東側を目指して旅立っていった。

　そうしてヨルダン川のゲリロト（位置不詳）に着いたとき、これらの部族の者たちは、そこに１つの祭壇を築いた。それは大きな祭壇であった。

　やがてそのことは、ヨルダン川西岸にいたイスラエルの人々のところにも聞こえていった。イスラエルの人々は、ルベン族、ガド族、マナセの半部族が早くも神に対する信仰を忘れたものと思い、懲罰のための軍を差し向けることを協議した（偶像崇拝はモーセの十戒で禁止されている。(2008- 4- 4)　十戒　part 1参照）。

　さしあたり、イスラエルの人々は、アロンの孫、ピネハスを使者として送ることにした。ピネハスには、他の１０部族から指導者１人ずつ、計１０名の指導者が同行した（ピネハスについては(2008- 6-13)　ペオルにおけるイスラエルも参照のこと）。

（次回に続く）

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