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(2008-3-19) メリバの水 part 1 その後も民は歩き続け、レフィディムというところ（位置不詳）に着いたとき、そこには水がなかった。数日して、民全体が喉の渇きに苦しみ始めた。大勢の民はモーセとアロンに抗議した。 「なぜあなたたちは、私たちをこんな荒れ野に連れ出したのですか。我々や子ども、家畜をここで殺すためですか。」 モーセは神に祈った。「私は一体、どうすればいいのですか。この民は今にも、私を石で打ち殺しかねません。」 すると神は言った。「ナイル川を打った杖で、私が指し示す岩を打つがよい。」 そこでモーセは民を連れて、神の指定した岩まで来た。岩の上に立つと、モーセは民を見渡して、叫んだ。「反逆する者たちよ、聞け。この岩からあなたたちのために水を出さなければならないのか。なぜ、主を試すのか。」そう言って、モーセが例の杖で岩を打つと、水がほとばしり出た。民は喜んでその水を飲み、また家畜にも飲ませた。 モーセは、民を導くことに疲れを感じ始めていた − 何かある度に彼らは私に詰め寄る。一体いつまで、私はこの責務を背負わなければならないのか。 モーセはその場所をメリバ（争い）と名付けた。民が、水を求めてモーセや神と争ったからである。 （次回に続く）
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