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(2009-2-5) 士師ギデオン part 9 （前回からの続き） 男は仲間に言った。 「私は夢を見た。大麦の丸いパンがミディアンの陣営に転がり込み、天幕まで達して一撃を与え、これを倒し、ひっくり返した。こうして天幕は倒れてしまった。」 仲間は答えた。 「それは、イスラエルの者ヨアシュの子、ギデオンの剣に違いない。神は、ミディアン人とその陣営を、すべて彼の手に渡されたのだ。」
それを聞いたギデオンは勝利を確信して神にひれ伏し、イスラエルの陣営に帰って３００人の兵士を起こして言った。 「立て。主はミディアン人の陣営をあなたたちの手に渡してくださった。」 彼は３００人を３つの小隊に分け、全員に角笛と空の水瓶を持たせた。その水瓶の中には松明を入れさせ、彼らに言った。 「私を見て、私のするとおりにせよ。私が敵陣の端に着いたら、私がするとおりにせよ。私と私の率いる者が角笛を吹いたら、あなたたちも敵の陣営全体を包囲して角笛を吹き、『主のために、ギデオンのために』と叫ぶのだ。」 そうして彼らは出撃した。夜道を、音を立てないように敵陣に近づいていった。 （次回に続く）
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