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(2008-12-25) 士師デボラ part 3 （前回からの続き） シセラは車を降り、走って逃げた。バラクとその軍勢はさらに逃げるシセラの軍を追い、本拠地ハロシェト・ハゴイムまで追った。シセラの軍は１人も残らず剣に倒れた。 一方、シセラは、カイン人（ケニ人）ヘベルを頼った。ハツォルの王ヤビンとカイン人ヘベルの一族は友好的な関係にあったからである。シセラはヘベルの妻、ヤエルの天幕に逃げ込んだ。 ヤエルは言った。「どうぞこちらに。わたしの主君よ、こちらにお入りください。ご心配には及びません。」 そうして彼女は布で彼を覆った。 シセラはヤエルに言った。「喉が渇いた。水を少し飲ませてくれ。」 すると彼女は、革袋を開けてミルクを飲ませた。 逃走による渇きと空腹が少し満たされたところで、シセラはヤエルに頼んで言った。「天幕の入り口に立っていてほしい。人が来て、ここに誰かがいるか尋ねたら、誰もいないと答えてくれ。」 そうしてシセラは、疲れからすぐに熟睡した。 するとヤエルは、彼が眠ったところを見計らって、天幕の釘を抜き取り、槌を手にして彼のそばに忍びより、こめかみに釘を打ち込んだ。シセラはこうして死んだ。 （次回に続く）
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