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(2018-9-23) エレミヤ、巻物を燃やされる part 2 （前回からの続き） それゆえ、イスラエルの神、主は私にこう言われる。「私の手から怒りの酒の杯を取り、私があなたを遣わす全ての国々にそれを飲ませよ。彼らは飲んでよろめき、私が彼らの中に剣を送るとき、恐怖にもだえる。」 私は、主の御手から杯を取り、主が私を遣わされる全ての国々にその酒を飲ませる。また、エルサレムとユダの町々、その王たちと高官たちに飲ませ、今日のように、そこを廃虚とし、人の驚くところ、嘲るところ、呪うところとする。更に、エジプトの王ファラオとその家臣、高官たちとその民の全て、入り交じった民の全て、ウツの地の全ての王、ペリシテ人の地の全ての王、すなわちアシュケロン、ガザ、エクロン、アシュドドに残った者、エドム、モアブ、アンモンの人々、ティルスの全ての王、シドンの全ての王、海の向こうの島々の王たち、デダンとテマとブズと、もみ上げの毛を切っている全ての人、荒れ野に住むアラビアの全ての王と、入り交じった民の全ての王、ジムリの全ての王、エラムの全ての王、メディアの全ての王、北の全ての王で、近くにいる者にも遠くにいる者にもそれぞれ、すなわち、地上の全ての王国に飲ませ、最後にシェシャク（バビロン）の王が飲む。 あなたは彼らに言うがよい。「イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。飲んで酔い、おう吐し、倒れて起き上がるな、私がお前たちの中に送る剣のゆえに。彼らがあなたの手から杯を受けず、飲むことを拒むなら、あなたは彼らに言うがよい。万軍の主はこう言われる。お前たちは必ず飲むことになる。見よ、私の名によって呼ばれるこの都にも、私は災いをくだし始めた。お前たちが罰を免れようとしても、決して免れることはない。私はこの地の全ての住民に対して、剣を呼び寄せた」と万軍の主は言われる。
以上のような事柄をエレミヤは述べると、バルクに命じ、それらを巻物に記録させた。神が苦しみの杯を飲ませる対象に、エラム、メディア、バビロニアも入っているということは、事後予言ではあろうが、紀元前６世紀半ば以降、キュロス大王率いるアケメネス朝ペルシア帝国にこれらの国々が滅ぼされることを指しているのであろう。 エレミヤはバルクに命じた。「私は主の神殿に入ることを禁じられている。お前は断食の日に行って、私が口述したとおりに書き記したこの巻物から主の言葉を読み、神殿に集まった人々に聞かせなさい。また、ユダの町々から上って来るすべての人々にも読み聞かせなさい。この民に向かって告げられた主の怒りと憤りが大きいことを知って、人々が主に憐れみを乞い、それぞれ悪の道から立ち帰るかもしれない。」 （次回に続く） 参考地図1-8-15：エレミヤ、巻物を燃やされる
参考地図1-8-16：エレミヤ、巻物を燃やされる（広域図）
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