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(2011-4-30) ダビデ、ヨルダン川を渡る part 3 （前回からの続き） また、ギレアド人バルジライが、ヨルダン川を渡ろうとしているダビデを見送るために、ロゲリムから来ていた。バルジライは、マハナイムに逃れてきたダビデに軍事物資を融通し、何かとダビデを助けた人物で（(2011- 3- 7) 会戦の準備参照）、非常に裕福であった。バルジライはマハナイムに滞在中の王の生活を支えていた。 ダビデはバルジライに言った。「私と共に来てくれないか。エルサレムの私のもとで、あなたの面倒を見よう。」 だがバルジライは王に答えて言った。 「王のお供をしてエルサレムに上りましても、私はあと何年生きられましょう。私はもう８０歳になります。善悪の区別も知りません。このしもべは何を食べ何を飲んでも味がなく、男女の歌い手の声も聞こえないのです。どうしてこの上、主君、王の重荷になれましょう。私にはお供をしてヨルダン川を渡ることさえほとんどできません。王はこのようにしもべにお報いくださることがございましょうか。」 バルジライは続けて言った。 「どうかしもべが帰って行くのをお許しください。父や母の墓のある私の町で死にたいのです。ここにあなたのしもべ、キムハムがおります（バルジライの息子？ 聖書中には直接の言及は無い）。この者に主君、王のお供をさせますから、どうかあなたの目に良いと映るままにお使いください。」 王は言った。 「それでは、キムハムに私と共に来てもらおう。キムハムには、お前の目に良いと映るとおりにしよう。お前のことは、お前が選ぶとおりにしよう。」 いよいよ、ヨルダン川を渡る時が来た。ダビデの軍はヨルダン川を渡った。ヨルダン川を渡るのに先立ち、王はバルジライに口づけをして彼を祝福した。ダビデはヨルダン川を渡り、バルジライは自分の町に帰っていき、そこで生涯を終えた。 （サムエル記下第１９章第１６節〜第４０節より） 参考地図1-6-22：帰還への地ならし〜ダビデ、ヨルダン川を渡る
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