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(2009-8-24) ナオミとルツ part 2 （前回からの続き） そうして二人の嫁はナオミに言った。 「いいえ、ご一緒にあなたの民のもとへ帰ります。」 ナオミは首を振って答えた。 「私の娘たちよ、帰りなさい。どうしてついてくるのですか。あなたたちの夫になるような子どもが私の胎内にまだいるとでも思っているのですか。」 ナオミはさらに続けた。 「私の娘たちよ、帰りなさい。私はもう年をとって、再婚などできはしません。たとえまだ望みがあったとして、今夜にでも誰かに嫁ぎ、子どもを産んだとしても、その子たちが大きくなるまであなたたちは待つつもりなのですか。それまで誰にも嫁がずに過ごすつもりですか？ 私の娘たちよ、それはいけません。あなたたちよりも私の方がはるかに辛いのです。主の御手が私に下されたのですから。」 二人の妻は声を上げて泣いた。オルパはやがて、しゅうとめに別れの口づけをして帰っていった。だがルツはナオミにすがりついて離れなかった。 ナオミは言った。 「あのとおり、オルパは自分の民、自分の神のもとへ帰って行こうとしている。あなたも後を追って行きなさい。」 （次回に続く）
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