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(2009-4-2) アビメレク part 8 （前回からの続き） ところが、あっけなくガアルの軍が劣勢となった。もともと、士気が高くなかったのであろう。すぐに敗走した。アビメレクの軍は、敗走するガアルやシケムの首長たちの軍を追って、散々に蹴散らした。数多くの者が切り倒された。 シケムの町長、ゼブルはすぐにアビメレクと呼応し、ガアルをシケムから追い払った。ガアルはシケムから離れるしかなかった。
しかしアビメレクはこれだけで満足しなかった。自分を背いたシケムの町に、報復を決意したのである。 アビメレクの軍はいったん、シケムから離れた。翌日、シケムの民が（農作業などのため？）町から野に出てきたとの知らせを受けると、アビメレクは部下を３つの部隊に分け、野に待ち伏せして民を次々と襲いかかっては殺していった。 アビメレクは自分の部隊を率いてシケムの町の門を封鎖し、外出した民が町に逃げ帰れないようにした上で、残りの２部隊を使って、野に出ているシケムの住民すべてを殺させた。 さらにシケムの町を攻撃してこれを制圧し、町にいた民を殺し、町を破壊して塩をまいた。 （次回に続く）
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