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(2007-5-28) モーセ以前（創世記） エデンの園 創世記の話に戻る。 これも、有名なエピソードであるから、ご存じの方も多いと思う。例によって、管理人なりに要約したいと思う。 神は、エデンの園を設けて、人（アダム）をそこに住まわせた。かつ、そこを耕し、守るように命じた。さらに神は言われた。「園の木の実を食べても良いが、善悪の知識の木の実だけは食べてはならない。」 神はアダムのところにいろいろな動物を連れてきた。アダムはそれぞれに名前を付けたが、自分の助けになるような者は見つけることができなかった。 そこで、神は、アダムが寝ている間にそのあばら骨を抜き取って、女（エヴァ）を造った。二人は裸だったが、それを恥ずかしいとは思わなかった。
ある日、蛇がエヴァをそそのかせて、善悪の知識の木の実を食べさせた。エヴァはアダムにも実を渡し、アダムもこれを食べた。二人はたちどころに目がひらけた。二人は、自分たちが裸であることを知った。
同じ日、神がエデンの園に来ると、二人は隠れた。神は二人を呼んだ。アダムは、裸であることを恥じて隠れていることを告白した。二人が恥じている＝善悪の知識の木の実を食べたことを知った神は、アダムを問責した。アダムは答えた。「エヴァが木の実をくれたので・・・」 神は次いで、エヴァを問いつめた。エヴァは答えた。「蛇にだまされて、食べてしまいました」 神は蛇に言った。「何ということをしたのだ、お前は。お前はこれから、あらゆる獣の中で呪われたものとなる。お前は生涯、地を這い回り、塵を食らうものとなる。」 次いで、神は女（エヴァ）に言った。「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。お前は、苦しんで子を産む。お前は男を求め、彼はお前を支配する。」 次いで、神は男（アダム）に言った。「お前は女の声に従って禁断の実を食べた。お前の行いゆえに、お前は生涯食べ物を得ようと苦しむ。お前は顔に汗を流してパンを得る。お前が造られた土に返るときまで。」 このままでは人が命の木の実を食べて、永遠の命を得てしまうことを恐れた神は、アダムとエヴァをエデンの園から追放し、彼らを造り出した土を耕させることにした。二人を追放すると、命の木に至る道を守るために、エデンの園の東にケルビム（諸説あるが、ライオンの体に翼を持ち、人間の顔をした半人半獣の天使）と、きらめく炎の剣を置いた。
（以上、旧約聖書 創世記 第２〜３章から）
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