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(2009-1-26) 士師ギデオン part 6 （前回からの続き） ギデオンは神に言った。 「もしお告げになったように、私の手によってイスラエルを救おうとなさっているなら、どうか私に示してください。羊一匹分の毛を麦打ち場に置きますから、その羊の毛だけを露で湿らせ、土は全く乾いているようにしてください。そうすれば、お告げになったように、私の手によってイスラエルを救おうとなさっていることが納得できます。」 そう言ってギデオンは、羊一匹分の毛を麦打ち場に置いて寝た。 翌朝早く、ギデオンが起きて羊の毛を絞ると、水があふれ出て鉢は水で一杯になった。土にはまったく露がなかった。
疑い深いギデオンは、なおも神を試みた。 「どうかお怒りにならず、もう一度言わせてください。もう一度だけ羊の毛で試すのを許してください。今度は羊の毛だけが乾いていて、土には一面露が置かれているようにしてください。」 翌朝起きてギデオンが見ると、羊の毛だけが乾いており、土には一面、露が置かれていた。 ギデオンはついに観念し、覚悟を決めた。
同時期、一方のミディアン人の軍の一部は、反乱の首謀者であるギデオンの兄弟をタボルで見つけ、殺していた。だがギデオンはまだそのことを知らなかった。 （次回に続く）
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