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(2019-6-29) エレミヤ、アナトトの畑を買う part 2 （前回からの続き） すると、神の言葉がエレミヤに臨んだ。 「見よ、私は生きとし生けるものの神、主である。私の力の及ばないことが、ひとつでもあるだろうか。私はこの都をカルデア人の手に、またバビロンの王ネブカドネザルの手に渡す。王はこの都を占領する。この都を攻撃しているカルデア人が突入し、火を放って焼き払う。屋上でバアルに香をたき、また他の神々に酒を供えて、私を怒らせた多くの家を焼き払う。 その初めから、イスラエルの人々とユダの人々は、わが前に悪のみを行ってきた。実にイスラエルの人々は、その手の業によって甚だしく私を怒らせてきた。この都は、建てられた日から今日に至るまで、私を怒らせ憤らせてきたので、これを私の前から取り除く。イスラエルの人々、ユダの人々が犯して、私を怒らせたそのすべての悪事のゆえである。王、高官、祭司、預言者、ユダの人々、エルサレムの住民、皆同罪である。彼らは私に背を向け、顔を向けようとしなかった。 私は繰り返し教え諭したが、聞こうとせず、戒めを受け入れようとはしなかった。彼らは忌むべき偶像を置いて、私の名で呼ばれる神殿を汚し、ベン・ヒノムの谷に、バアルの聖なる高台を建て、息子、娘たちをモレクにささげた。しかし、私はこのようなことを命じたことはないし、ユダの人々が、この忌むべき行いによって、罪に陥るなどとは思ってもみなかった。」 しかし、神はこうも語った。 「かつて私が大いに怒り、憤り、激怒して、追い払った国々から彼らを集め、この場所に帰らせ、安らかに住まわせる。彼らは私の民となり、私は彼らの神となる。私は彼らに一つの心、一つの道を与えて常に私に従わせる。それが、彼ら自身とその子孫にとって幸いとなる。私は、彼らと永遠の契約を結び、彼らの子孫に恵みを与えてやまない。また私に従う心を彼らに与え、私から離れることのないようにする。私は彼らに恵みを与えることを喜びとし、心と思いを込めて確かに彼らをこの土地に植える。 かつて、この民にこの大きな災いをくだしたが、今や、彼らに約束したとおり、あらゆる恵みを与える。この国で、人々はまた畑を買うようになる。それは今、カルデア人の手に渡って人も獣も住まない荒れ地になる、とお前たちが言っているこの国においてである。人々は銀を支払い、証書を作成して、封印をし、証人を立てて、ベニヤミン族の所領や、エルサレムの周辺、ユダの町々、山あいの町々、シェフェラの町々、ネゲブの町々で畑を買うようになる。私が彼らの繁栄を回復するからである。」 （エレミヤ書第３２章第６節〜第４４節より）
参考地図1-8-10：エルサレム（再掲）
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