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(2012-5-19) エリヤ対バアルの預言者 part 2 （前回からの続き） だが、エリヤの決意は固かった。「私の仕えている万軍の主は生きておられます。今日、私はアハブの前に姿を現します。」 仕方なく、オバドヤは泉や川を見回っているアハブを捜して知らせた。エリヤを見つけたという知らせを受け、アハブはオバドヤの案内でエリヤのところにやって来た。アハブはエリヤを見ると言った。「お前か、イスラエルを煩わす者は。」 エリヤは言った。「私ではなく、主の戒めを捨て、バアルに従っているあなたとあなたの父の家こそ、イスラエルを煩わしている。今、イスラエルのすべての人々と、イゼベルの食卓に着く４５０人のバアルの預言者、４００人のアシェラの預言者と共に、カルメル山に集め、私の前に出そろうように使いを送っていただきたい。」 バアル神やアシェラ神の預言者たちとエリヤが、全イスラエル人の前で対決しようというのである。「よかろう。」と言って、アハブ王はイスラエルの人々をカルメル山に集め、バアルの預言者たちとアシェラの預言者たちも連れてきた。 皆がそろったところで、エリヤはイスラエルの民に向かって言った。「あなたたちは、いつまでどっちつかずに迷っているのか。もし主が神であるなら、主に従え。もしバアルが神であるなら、バアルに従うがよい。」 民は一言も答えなかった。エリヤはさらに民に向かって言った。「私はただ一人、主の預言者として残った。バアルの預言者は４５０人もいる。我々に二頭の雄牛を用意してもらいたい。彼らに一頭の雄牛を選ばせて、裂いて薪の上に載せてほしい。ただし、火はつけてはならない。私も一頭の雄牛を同じようにして薪の上に載せ、火をつけずにおく。そこであなたたちはあなたたちの神の名を呼び、私は主の御名を呼ぶことにしよう。火をもって答える神こそ神であるはずだ。」 民は皆、「それは良い考えだ。」と答えた。 エリヤはバアルの預言者たちに言った。「あなたたちは大勢だから、まずあなたたちが一頭の雄牛を選んで準備し、あなたたちの神の名を呼びなさい。自分たちで火をつけてはならない。」 彼らは与えられた雄牛を取って準備し、朝から真昼までバアルの名を呼び、「バアルよ、我々に答えてください。」と祈った。しかし、声もなく答える者もなかった。彼らは築いた祭壇の周りを飛び回ったが、やはり何も起こらなかった。真昼ころ、エリヤは彼らを嘲って言った。「大声で呼ぶがいい。バアルは神なのだから。神は不満なのか、それとも人目を避けているのか、旅にでも出ているのか。おそらく眠っていて、起こしてもらわなければならないのだろう。」 彼らは大声を張り上げ、彼らの習わしに従って剣や槍で体を傷つけ、血を流すまでに至った。真昼を過ぎても、彼らは狂ったように叫び続け、献げ物を捧げる時刻になった。しかし、声もなく答える者もなく、何の兆候もなかった。 （次回に続く） 参考地図1-7-5：預言者エリヤ
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